「知財管理」誌
Vol.74 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 74巻(2024年) / 9号 / 1104頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 企業の生成AI利用に関する考察─4事例の留意点─ |
著者 | 著作権委員会 |
抄録 | AI技術の誕生は数十年も前に遡るが、2022年12月に発表された対話型生成AIは、一般の人々による利用を一気に加速させた。企業は生成AIの導入機会を検討する一方、法律の未整備、過去事例や裁判例の少なさから、リスクを見積もることができず、積極的に利用されているとは言えない状況である。本稿では企業が生成AIを利用するに際して想定される、4つの事例をもとにした考察を行った。権利保護、責任所在の明確化、侵害回避策等についてまとめたが、これらは生成AIの利用に限らず通常の第三者の権利物を利用する際にも通じる留意点と考えられる。 |