「知財管理」誌
Vol.74 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 74巻(2024年) / 6号 / 657頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 韓国の権利範囲確認審判制度に関して |
著者 | 金 成鎬/文 賢敦 |
抄録 | 韓国では、当事者間の紛争を事前に予防したり速やかに終結させることで特許法の目的を達成するために権利範囲確認審判制度を運用している。韓国の権利範囲確認審判は、日本の判定とは異なり、特許侵害訴訟の7割程度において実質的に活用されているという統計1)に見られるように、特許紛争の過程で広く利用されている。本稿では、2回に分けて韓国の権利範囲確認審判制度について解説する。本号では、韓国の権利範囲確認審判制度の目的、法的性質、手続、権利範囲確認審判をめぐる諸問題について説明する。次号では、「海外注目判決」として韓国の権利範囲確認審判に関する最近の判決をいくつか解説する予定である。 |