「知財管理」誌
Vol.74 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 74巻(2024年) / 4号 / 481頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | “翔(はばた)け,知財人!” 知財人材の社内流動化の研究 |
著者 | マネジメント第2委員会 第2小委員会 |
抄録 | 多くの企業において知財部門は事業に貢献するための知財活動を模索している。しかし、特許や商標等の出願・権利化や特許分析情報の提示といったいわゆる知財業務としてではなく、知財人材がその能力を活かして実際の事業の創出や推進の場で活躍することはできるのだろうか。 本研究では、知財人材が組織の壁を越え(社内流動化し)、他組織において事業の創出、推進に当事者として関わり、知財業務を通じて培った能力等を活かし活躍することの可能性を探る。企業の事業部等で活躍する知財人材の実例を調査するとともに、知財人材のどのような経験・スキルがそこに役立つのか、他にどのような要素が活躍の背景、要因となり得るのかについて深掘り、考察する。さらに、考察結果をもとにロールモデルを描くことで、そのような事業創造や推進の場で活躍する知財人材のキャリア形成の具体的なイメージを提示し、知財部門における人材育成や組織の在り方を提案する。 |