「知財管理」誌
Vol.73 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 73巻(2023年) / 9号 / 1093頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | ソリューションビジネスにおける出願の在り方 と権利維持の判断基準に関する研究 |
著者 | ソフトウェア委員会 第2 小委員会 |
抄録 | ソリューションビジネスでは、ソリューションを提供する企業(以下、ソリューション企業とする)がお客様の課題解決を支援する商品・サービスの開発をする過程において発明が創出される。ソリューションビジネスの発明に関する特許の出願は、ビジネス形態の性質上、ソリューション企業と、その企業とパートナー関係にある企業(以下、パートナー企業とする)やお客様企業との共同出願になることが多く、権利関係が複雑になりやすい。このため、商品・サービスを展開していく上で、一部の出願人から実施許諾が得られない、また権利維持の判断が難しいといった問題がよく発生する。そこで本稿では、ソリューションビジネスの発明に関する出願の事例を調査、分析することで、ソリューションビジネスにおける出願の在り方と権利維持の判断基準を中心に検討した内容を紹介する。 |