「知財管理」誌
Vol.73 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 73巻(2023年) / 12号 / 1566頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 令和4年商標・意匠・不正競争防止法 関連裁判例紹介 |
著者 | 小林英了/西脇怜史 |
抄録 | 本稿では、令和4年に裁判所より言い渡され、裁判所ウェブサイトに掲載された商標事件・意匠事件・不正競争防止法事件の裁判例から実務上参考となる事件を中心に、事案の概要・判旨を紹介し、コメントを付するものである。具体的には、商標事件では、登録商標の剥離抹消行為それ自体は商標権侵害に当たらないと判示した事案、結合商標の類否に関し分離観察が許される判断基準を示した事案、商標法38条2項・3項の重畳適用を認めた事案を、意匠事件では公知意匠との関係で意匠の類似性が問題となった事案を、不正競争防止法事件では、ウェブサイトでの打ち消し表示に関する事案、模様の特別顕著性に関する事案、パスワード管理されていなかった場合の秘密管理性に関する事案を紹介する。 |