「知財管理」誌
Vol.72 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 72巻(2022年) / 3号 / 403頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 調査データベース・解析ツール等の現状俯瞰と有効活用に向けた提案 |
著者 | 情報活用委員会 第4小委員会 |
抄録 | IPランドスケープでの主要な情報源である特許等の知財情報は、一種のビッグデータであるため、ユーザがその調査・解析を効率的に取り組めるよう、多種多様な調査データベース(DB)や解析ツール(以下、調査DBや解析ツールを「調査解析ツール」または単に「ツール」と表記する場合がある)が登場している。しかし、年々新規機能も追加されるため目的とする情報を得るためにはどのツールを用いるのがよいか、経験ある知財部員でも判断に悩むことが多い。そこで、知財部門での新規ツールの導入や導入済ツールの活用の際に役立つよう、商用や公的なツールの特徴的な機能を調査した。さらに、トレンドを見出し、有識者ヒアリングも行ってその方向性を確認した。その結果、各商用ツールの機能が重複してきており、知財価値評価機能の搭載や非知財情報の収録に注力されていることが判明した。本稿では、知財部門が戦略提案部門として注目される一助となるためのツールの現状を俯瞰した結果と提案をまとめる。 |