「知財管理」誌
Vol.72 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 72巻(2022年) / 1号 / 37頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 差止の認容/非認容を分ける要因に関する研究 |
著者 | 特許第2委員会 第1小委員会 |
抄録 | 差止請求は、侵害に対する有効かつ直接的な対抗手段である。差止請求権が行使されてしまうと、被疑侵害者は事業を停止する他なく、差止請求権の行使が企業等に与える影響は非常に大きなものとなる。一方で、差止の認容/非認容を左右する要因は複数想定されるが、企業の実務家が経験する裁判は限られ、経験を通してその要因を理解することは困難と言える。このため、差止の認容/非認容が争点に挙げられた裁判例を調査・分析することで差止の認容/非認容を分ける要因についての知見を纏め、提言を試みた。 |