「知財管理」誌
Vol.72 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 72巻(2022年) / 11号 / 1324頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 少数知財部門の業務と位置づけ並びに知っておきたい基礎知識 |
著者 | 丸山英一/丸山智貴 |
抄録 | 少数知財部門の業務について、特許の法体系から権利の発生、主体、客体、効力、変動、消滅の各項目における知財担当者の業務と着目点について記述した。本稿は基本的には弁理士の立場から記述しているが、可能な限り筆者が代理している会社の知財担当者が持っていた今までの筆者への意見をできるだけ反映させたつもりである。少数知財であれば知財部門に所属する人数も少なく、外部からの情報入手方法も限られているが、侵害問題などは事前の予告なしに到来する可能性がある。重要な案件の場合は、まず社内の関係者と協議を行い、意思を統一した上で、弁理士など専門家の意見を求めるように記述している。筆者のトピックスも例示しており、知財が継続して社内に情報発信する重要性を説いている。少数知財の業務改善の一助となればと考えている。 |