「知財管理」誌
Vol.72 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 72巻(2022年) / 10号 / 1168頁 |
論文区分 | 特集(変わりゆく知財活動 −持続可能な社会を目指して−) |
論文名 | 日本企業のイノベーション戦略を考える ─何故,知財部門がイノベーションを駆動できるのか─ |
著者 | 浅見正弘 |
抄録 | 社会課題解決に向けイノベーションの重要性を痛感し、誰もが渇望しながら現実には満足に進んでいないと憂慮される日本。阻害要因を解消しイノベーションを推進するため、事業価値創造の目的/コンセプトの明確化、事業化実現プランの具体化と検証、事業課題の設定と協業/競合の明確化、投資の実行、といったプロセスを標準化してマネージすることが有効だと議論されるに至っている。だが、その実現には組織の心理的安全性に支えられた変革志向のマインドセットの醸成が不可欠である。そして、これらイノベーション駆動のための諸施策に対し知財部門は極めて重要な役割を果たすことが期待されている。 |