「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 75巻(2025年) / 1号 / 80頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 仕様開発型コンソーシアムにおける標準化活動の調査研究 |
著者 | ライセンス第1委員会 第1小委員会 |
抄録 | 近年、産業界においては共創の動きが加速し、異なる企業や組織が互いに協力し合い、新しい価値やイノベーションを生み出すことに重点がシフトしている。共創の形態として、コンソーシアムを設立するケースも多く、製品やサービスについて、市場の創出や拡大を促進するため、コンソーシアム内での標準化活動の重要性も高くなっている。そのような状況において、知的財産部門は、自社における技術や製品の開発と密接な立場にあり、コンソーシアムにおける標準化活動を支援する上で重要な役割を有している。そこで、本稿では、技術的な仕様の開発を伴うコンソーシアム(以下、仕様開発型コンソーシアム)を立ち上げることによって標準化に取り組む場面を想定して、その有用性・留意点などを考察し、コンソーシアムを通じての標準化のメリット、コンソーシアムの設立及び運営、標準必須特許のライセンス等の論点について論ずる。 |
