「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 75巻(2025年) / 4号 / 418頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 令和期の特許庁敗訴判決から学ぶ,対特許庁訴訟についての一考察 |
著者 | 松野知紘 |
抄録 | 拒絶査定不服審判に対する拒絶審決(又は異議申立てに対する特許取消決定)がなされ、それでも権利化(又は権利維持)を望む場合には、審決取消訴訟(又は特許取消決定取消訴訟)で特許庁と争わざるを得ない。そして、拒絶(又は特許取消)の最も多い理由は進歩性欠如であろう。そこで、本稿では、令和期の拒絶審決取消訴訟及び特許取消決定取消訴訟の特許庁敗訴判決を、拒絶審決や特許取消決定が進歩性判断のどのステップを誤っていたかという観点から検討し、対特許庁訴訟において進歩性判断の各ステップでどのような主張があり得るかを考察する。 |
