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産業横断 職務発明制度フォーラム 開催報告

JIPAは、経団連、製薬協、JEITAとの共催にて、2012年12月11日、虎の門ニッショーホールにて約600名の参加者を集め、“産業横断 職務発明制度フォーラム”を開催致しました。本フォーラムの目的は、2004年に改正された職務発明制度について、産業界、有識者の視点から現状の問題点を浮き彫りにすると共に、企業内のイノベーション促進、国際競争力強化のために同制度はどうあるべきかについて議論することにありました。

前半の基調講演の部では、飯田弁護士(はる総合法律事務所)より、本制度の有する課題についてご紹介頂き、長岡教授(一ツ橋大学イノベーションセンター)からは「日米欧の発明者を対象としたインセンティブについてのアンケート」をご紹介頂きました。また、竹中教授(ワシントン大学)からは、日米欧の職務発明制度の比較についてご紹介頂きました。

また後半のパネルディスカッションの部では、各産業界のパネリストより企業内の事例のご紹介、コーディネータの石川氏(JIPA常務理事)よりJIPA会員企業を対象にしたアンケートの紹介、そして柳川教授(東京大学)より経済学の視点から見た職務発明制度についてミニプレゼンにてご紹介頂き、その後、前述の基調講演者を交えて、イノベーション促進、国際競争力強化、企業負担の観点等から、活発な議論がなされました。

JIPAでは、本フォーラムにおいて明らかになった問題点を基に、職務発明制度のあるべき姿について引き続き検討し、発信していく予定です。

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[Update 2012-12-28 ]