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2025.2.12 「第24回JIPA知財シンポジウム」を開催
2025/2/12(水)にパシフィコ横浜にて、第24回JIPA知財シンポジウムを開催しました。今回のテーマは「Japan as No.1, again! 〜Cool Galapagos as a Competitive Advantage〜」とし、知財や技術をはじめとした日本独自の強みを再認識し、更なる産業発展に繋げるための機会とすべく、講演やパネルディスカッションを行い、昨年度を超える約700名の皆様にご参加いただきました。 午前中のプログラムでは、山中昭利理事長の「開会挨拶」の後、奈須野太内閣府知的財産戦略推進事務局長から、日本の競争力の現状を踏まえた上で、今後の知財戦略の方向性やイノベーション拠点としての競争力強化の重要性などについて、お話いただきました。
次に小野洋太特許庁長官から「知財エコシステムの構築」をテーマに、デジタル技術の進展を踏まえた知財制度のあり方や、知財をはじめとした無形資産を戦略的かつ最大限に活用する経営(知財経営)の重要性について、お話いただきました。
ご来賓挨拶
奈須野 内閣府知的財産戦略推進事務局長来賓挨拶 小野 特許庁長官
その後、ダレン・タンWIPO事務局長と若代真吾JIPA副理事長とのセッションでは、「Japan as No.1, again!」というシンポジウムのテーマにちなんで興味深いお話をいただき、日本における知的財産の進化と将来への期待を浮き彫りにし、私たちが今後どのような行動をとるべきかについて理解を深めることができました。
午前のプログラムの最後には杉村多恵JIPA常務理事のコーディネートの下、JIPA専門委員会委員長による座談会「Cool Galapagos においてJIPA専門委員会が果たす役割〜専門委員会目線でのAIと知財の分析・業務への活用についての提言〜」を行いました。本座談会については、参加された方からは「それぞれの専門委員会の立場を踏まえたAIに関する経営上の課題などが話されていたので、非常に興味深かった。」などの感想が寄せられました。
来賓講演 ダレン・タンWIPO事務局長
委員長座談会
午後のプログラムの最初には、木下真吾氏(NTT執行役員)により、「NTTの生成AI研究の現状と日本のAI産業の在り方」と題して、特別講演をいただきました。本講演については多くの参加者の皆さんから「生成AI開発の現状と課題についてよくわかった。期待の持てる内容で締めくくられており、日本企業の方向性が見えた気がした。」などの感想が寄せられました。
最後のセッションとなったパネルディスカッションでは、和田茂己JIPA副会長のコーディネートの下、曽我部靖志氏(三菱電機 執行役員)、谷野能孝氏(村田製作所 執行役員)、塚原保徳氏(マイクロ波化学代表取締役CSO)、田中年一氏(ジャンシン(匠新)創業者兼CEO)の4名のパネリストにご登壇いただき、「イノベーションを起こす知財エコシステム」について、議論を行いました。ディスカッションでは終始、業種や業態の違いを踏まえた本音ベースでのトークが繰り広げられ、参加者の皆さんからも大変好評を博しました。
特別講演 木下真吾氏 (NTT執行役員)
パネルディスカッション
また、会場外のホワイエでは、JIPA専門委員会等の活動を紹介する恒例の「ポスターセッション」を開催し、多くの皆さんにご覧いただきました。参加者の皆さんからの投票の結果、
今回のベストポスター賞は、金賞:マネジメント第1・第2委員会、銀賞:ライセンス第1・第2委員会、銅賞:少数知財研究会(関東)が受賞しました。
(その他ポスターはこちら)
シンポジウム終了後の懇談会を含めて、盛会のうちに終了することができました。ご参加いただいた皆様や運営にご協力いただいた関係者の皆様には、厚く御礼申し上げます。
なお、来年度の第25回シンポジウムは、2026/1/29(木)に東京国際フォーラムでの開催を予定しています。多くの皆様にご来場いただきたいと思いますので、宜しくお願い致します。
