「知財管理」誌
Vol.71 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 71巻(2021年) / 9号 / 1222頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 改正意匠法がデザイン経営に与える影響─タッチポイントデザインの観点から─ |
著者 | 意匠委員会 第1小委員会 |
抄録 | 技術のみでは企業の差別化が困難な時代となり、企業の競争の場が技術領域からブランドなどの非技術領域にまで広がりを見せている。このような状況に対応すべく、意匠法は令和元年にデザイン思考、デザイン経営などを意識した大幅な改正が行われた。この改正の背景のひとつとして、建築物やその内装、およびインターネット経由で表示される画像がブランド構築の際の重要な経営資源として認識されるようになったことが挙げられる。本稿では、令和元年改正意匠法がデザイン経営にどのような影響を与えるのかを、顧客とブランドとの接点(タッチポイント、コンタクトポイントともいう。以下、本稿ではタッチポイントという。)の観点から調査、研究したので、その結果を報告する。 |