「知財管理」誌
Vol.71 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 71巻(2021年) / 3号 / 389頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | IPランドスケープに関する研究(その2)(完) |
著者 | 情報検索委員会 第3小委員会 |
抄録 | IPランドスケープ(以下、IPL)に取り組む企業は、IPLの主たる作業である情報収集・分析を各々の手法で実施している。しかしながら業務の性質上、取り組みの詳細が公開されることはなく、第三者が知ることができるのは、概要だけである場合が多い。そのため、これからIPLに取り組もうとしている企業は、真に参考となる詳細な他社事例を得ることが容易ではない。本研究では、仮想事例を通して情報収集・分析を実践し、その手法について研究を行った。その結果、IPLの実践にあたっては、企業の知的財産部門だけでの情報収集には限界があり、事業部門をはじめ、社内の関連部門との情報交換が非常に重要であることがわかった。本稿その2では、社内リソースの活用の検討以外に、IPLの知見を多数有するコンサルティング会社との意見交換も実施し、外部リソースを活用する上での留意点についての整理を行った。 |