「知財管理」誌
Vol.55 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 55巻(2005年) / 9号 / 1275頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 訂正審判における外的付加訂正と特許請求の範囲の実質的変更有無に関する判断基準―大法院2004年12月24日宣告2002フ413判決― |
著者 | 金眞會 |
抄録 | 大法院2002フ413判決は、いわゆる‘外的付加’による請求の範囲の減縮訂正が特許請求の範囲を実質的に変更するか否かと、その判断基準が争点となった事件に対する判決である。従来、特許審判院の大部分の審決、また特許法院の一部の判決は、内的付加訂正は認めたが、外的付加訂正は、付加された構成要素が明細書に明確に記載されているにもかかわらず、訂正前後の特許請求の範囲だけを対比・判断し、これを認めなかった。しかし、大法院2002フ413判決は、請求項減縮訂正の場合、特許請求の範囲が実質的に変更されたか否かは、発明の詳細な説明を含み、明細書全体の内容に関連し、実質的に対比・判断しなければならないと説示することにより、外的付加訂正を認めた。 |