「知財管理」誌
Vol.55 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 55巻(2005年) / 9号 / 1243頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 最近の中国特許権侵害事件に関する判決研究 |
著者 | 国際第3委員会 |
抄録 | 中国では、経済と科学技術の発展に伴って知的財産権に関する民事訴訟が増加する傾向にあり、WTO(世界貿易機関)への加盟およびそれに先立ってなされた第二次特許法改正による法制度の整備により、知的財産権の保護の強化が図られている。 本稿では、最近の中国における特許権侵害事件において、裁判所がどのような判断を下しているかを把握するため、2003年1月以降に北京法院または上海法院で判決が下された特許権および実用新案特許権に関する侵害裁判の中から、日本での裁判と比較する上で重要と考えられるクレーム解釈(均 等論含む)、間接侵害、善意の実施等に関する6件の裁判例を紹介し、中国で侵害裁判に対応する際の留意点を述べる。 |