「知財管理」誌
Vol.55 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 55巻(2005年) / 9号 / 1225頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 米国特許のクレーム解釈に影響する諸要因―侵害警告を受けた場合の初期検討とその留意点― |
著者 | 国際第1委員会 |
抄録 | 米国特許権者から侵害の警告を受けるケースは依然として多いが、その対応として、権利範囲を特許権者の主張よりも狭く解釈することによって非侵害と主張することが有効な場合がある。そこで本稿では、クレームの限定的な解釈が可能かどうかという視点から、主として内部証拠(クレーム、明細書、審査経過)がクレーム解釈に与える影響について、基本原則を確認し、近年のCAFC判決を分析した。更に、その分析内容を踏まえ、企業が社内においてクレームの限定的解釈の可能性を検討する際に留意すべき実務上の注意点を考察するものである。 |