「知財管理」誌
Vol.55 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 55巻(2005年) / 7号 / 925頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 企業グループの特許ライセンスに関する考察 |
著者 | ライセンス委員会第1小委員会 |
抄録 | 近年、企業グループ内部で生まれた発明やグループ外部から付与された特許ライセンスをグループ全体の経営戦略に生かすために、知的財産権を企業グループ全体で一括して管理する集中管理形態の導入を検討する企業グループが増えてきた。このような集中管理を行っている企業グループとライセンス契約を行った場合、契約当事者と特許技術に関連する事業を行う者が一致しない場合がおこり得る。このため、企業クループとライセンス契約を締結する際には、グループの統治形態や知的財産管理形態を十分に留意する必要がある。本稿は、2004年度のライセンス委員会第1小委員会において、企業グループ及び相手方当事者のそれぞれの立場から、契約条件を決定する際に留意すべき事項について、検討を行った結果をまとめたものである。 |