国際活動

インド訪問団の派遣

 2024年8月6日から12日の期間、JIPAグローバル模倣品対策ワーキンググループはインドのデリーへ訪問団を派遣しました。
 今回の訪問団の目玉は、インド商工会議所連合会(FICCI)が開催した知財啓発イベントへの参加です。このイベントには、約65の小・中学校から各校5〜15人が参加し、全体で約550人が集まりました。また、元法務省長官、元中央捜査局長、元調査分析局チーフも参加し、ポスターセッション、キャッチフレーズセッション、スピーチセッションの3つのセッションが行われました。ここに日本のブースを設置し、イベント参加者に対して模倣品についての説明を行いました。これだけ大規模なイベントで啓発活動ができたことに加え、若い学生たちの生の声や熱い思いを聞けたことは非常に貴重な体験でした。

*このイベントに関するFICCIの記事
https://www.ficci.in/api/past_event_details/27377

 また、eコマースを管轄する消費者庁も訪問しました。ここでは、日本の事務次官に相当する方も参加され、eコマースに関する問題点や改善方法について意見交換を行いました。
 さらに、インド大手のeコマース企業であるIndiaMARTも訪問し、改善提案などを行いました。
また、LALL & SETHIとANAND & ANANDの2つの法律事務所とも意見交換を行い、意匠権による権利行使や最近の裁判所の傾向について議論しました。
 そして各所への訪問の合間には、デリーの模倣品市場も視察し、インドの模倣品の現状を垣間見ることができました。

 最後になりますが、本訪問団に多大な協力をいただいたJETROニューデリーの渡部部長とJenika Kalraさんに感謝申し上げます。
 本訪問団の詳細については、報告書を作成し、JIPA会員の皆さまに展開させていただく予定です。

  • FICCIセミナーにて現地駐在の日本企業の方々、
    JETROニューデリーの方々と共に
    (2024年8月12日)
  • 消費者庁での意見交換の様子(8月9日)
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