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国際活動
Substantive Patent Law Harmonization Colloquiumへの参加
2024年6月5〜7日の日程で、欧州特許庁(EPO)にて開催された「Substantive Patent Law Harmonization
Colloquium(以下「コロキウム」)」に、国際政策ワーキンググループから、宮下実体ハーモサブグループリーダと、大塚メンバーが、参加しました。このコロキウムは、国際弁理士連盟(FICPI)、国際知的財産保護協会(AIPPI)、米国知的財産権法協会(AIPLA)の協賛により開催された会合で、特許法の実体調和における検討項目のうちのグレースピリオド、衝突出願、先使用権を取り上げ、参加者が自由に発言でき、議論に参加できる環境で、活発な議論が行われました。
コロキウムは大きく前半と後半とに分けて開催され、前半ではグレースピリオド、衝突出願、先使用権のそれぞれについてパネルディスカッションが行われ、日米欧の現状制度の確認と制度調和に向けた課題について、パネリストに加え会場の参加者も含めた活発な議論が行われました。後半は、グレースピリオド・ストリームと先使用権ストリームに分かれてワークショップが行われ、グレースピリオドと先使用権の中から取り上げたより具体的な項目について、活発な議論が行われました。そして最後に、コロキウムで行われた自由討議の成果物として「 Joint Statement案」がとりまとめられました。
前半のパネルディスカッションにおける衝突出願のパートにおいて、宮下サブグループリーダがパネリストとして登壇した他、他のパートも含めたディスカッションやワークショップにおいて積極的に議論に参加し、意見発信を行いました。
コロキウムへの参加を通じ、実体特許法の制度調和におけるJIPAのプレゼンス向上を図った他、日本弁理士会やAIPPI Japan等の日本からの参加団体やAIPPI、FICPIを始めとする海外の団体との積極的な交流を図りました。
- 欧州特許庁
- 会議風景
- 日本特許庁、日本弁理士会、AIPPI Japan
代表団と報告者(EPO会議室にて)