- トップ
- 協会活動
- 2024年度国際活動
- 北京・東京において日中企業連携知財フォーラム実施
国際活動
北京・東京において日中企業連携知財フォーラム実施
日中企業連携WGは、2024年3月22日に中国専利保護協会(PPAC)との共催により北京で、4月12日に広東省知識産権研究会(GDIPS)との共催により東京で、それぞれ200名を超える方々に参加いただき、日中企業連携知財フォーラムを開催しました。このうち、北京でのフォーラムは2005年にPPACとの連携を開始して以来20周年を記念する特別なイベントとなりました。
北京でのフォーラムの開幕では、PPACの呂庭彦会長、JIPAの下川原郁子理事長、北京路浩知識産権集団の謝順星総裁の挨拶の後、日中企業連携WGの竹本一志リーダーが連携20周年を振り返るスピーチを行い、その後に呂会長と下川原理事長によって日中企業連携20周年記念のプレートが交換されました
北京フォーラムは全体テーマを「企業における知財〜この20年を振り返り、未来を展望する〜」とし、午前はサブテーマ1「環境課題解決に向けた知財戦略・知財活動」に沿って、姚嵐氏(三菱ケミカル)を司会として、日方は松阪博実氏(パナソニックホールディングス)、安部剛夫氏(ダイキン工業)、中方は王耀武氏(三峡集団)、甘曌氏(正泰新能科技)が環境課題解決とビジネスの収益化の両立のために取り組んできた知財戦略およびその実践について発表を行いました。その後、康融氏(PPAC)のコーディネートで登壇者全員によるパネルディスカッションを行い、論点を深掘りしました。午後は、PPACの王偉国際合作部部長、JIPAの熊谷英夫事務局長によるそれぞれの協会紹介に続いて、サブテーマ2「イノベーションを起こす知財の役割(組織・人材)」に沿って、瞿衛軍氏(北京路浩)を司会として、日方は和泉恭子氏(富士通)、佐久間直子氏(富士フイルムホールディングス)、中方は李艳君氏(小米)、李轶氏(中国移動)が急激な経営環境の変化の中でイノベーションを興し、ビジネスを成長させるために果たしてきた知財の役割について発表を行い、JIPA熊谷事務局長のコーディネートで午前と同様にパネルディスカッションを行いました。
最後に、JIPAの山口博明常務理事、PPACの陳榮敏会長単位代表(三峡集団)が挨拶を行い、一日の議論を振り返ってフォーラムを閉幕しました。
北京でのフォーラムの開幕では、PPACの呂庭彦会長、JIPAの下川原郁子理事長、北京路浩知識産権集団の謝順星総裁の挨拶の後、日中企業連携WGの竹本一志リーダーが連携20周年を振り返るスピーチを行い、その後に呂会長と下川原理事長によって日中企業連携20周年記念のプレートが交換されました
北京フォーラムは全体テーマを「企業における知財〜この20年を振り返り、未来を展望する〜」とし、午前はサブテーマ1「環境課題解決に向けた知財戦略・知財活動」に沿って、姚嵐氏(三菱ケミカル)を司会として、日方は松阪博実氏(パナソニックホールディングス)、安部剛夫氏(ダイキン工業)、中方は王耀武氏(三峡集団)、甘曌氏(正泰新能科技)が環境課題解決とビジネスの収益化の両立のために取り組んできた知財戦略およびその実践について発表を行いました。その後、康融氏(PPAC)のコーディネートで登壇者全員によるパネルディスカッションを行い、論点を深掘りしました。午後は、PPACの王偉国際合作部部長、JIPAの熊谷英夫事務局長によるそれぞれの協会紹介に続いて、サブテーマ2「イノベーションを起こす知財の役割(組織・人材)」に沿って、瞿衛軍氏(北京路浩)を司会として、日方は和泉恭子氏(富士通)、佐久間直子氏(富士フイルムホールディングス)、中方は李艳君氏(小米)、李轶氏(中国移動)が急激な経営環境の変化の中でイノベーションを興し、ビジネスを成長させるために果たしてきた知財の役割について発表を行い、JIPA熊谷事務局長のコーディネートで午前と同様にパネルディスカッションを行いました。
最後に、JIPAの山口博明常務理事、PPACの陳榮敏会長単位代表(三峡集団)が挨拶を行い、一日の議論を振り返ってフォーラムを閉幕しました。
- 北京フォーラム全体写真
- 北京フォーラムの様子
東京でのフォーラムについては、午前は姚嵐氏(三菱ケミカル)を司会として、JIPAの下川原理事長、GDIPSの任重副理事長、日中企業連携WGの竹本リーダーの挨拶で開幕しました。
その後、テーマ1「経営を支えるための知財戦略・知財活動」に沿って、日方は池田敦氏(キヤノン)、前田三奈氏(日立製作所)、奥脇智紀氏(中外製薬)、中方は廖寒松氏(景田(深圳)食品飲料集団)、
汪瑋瑋氏(京信通信技術)、汪斌氏(華為技術)が企業経営への貢献に資する知財戦略の立案とこれを実行するための知財活動について発表した後、北京フォーラム同様に登壇者全員によるパネルディスカッション
を魏展楊氏(広東諾品律師事務所)のコーディネートで行いました。午後は、GDIPSの張雅連副秘書長、JIPAの熊谷英夫事務局長によるそれぞれの協会紹介に続いて、テーマ2「経営を支えるための知財組織・知財人材」に沿って、汪瑋瑋氏(京信通信)
を司会として、日方は井上博之氏(ナブテスコ)、和田玲子氏(旭化成)、遠藤嘉浩氏(本田技研工業)、中方は張晋静氏(テンセント)、徐馳氏(深圳麦克韋爾科技)、朱天保氏(広東聯塑科技実業)が経営環境変化に対応し経営に貢献するための知財組織運営・人材育成について発表を行い、その後、椿正俊氏(山田養蜂場本社)のコーディネートで午前と同様にパネルディスカッションを行いました。
最後に、GDIPSの李家駒常務理事、JIPAの山口博明常務理事が挨拶を行い、フォーラムを閉幕しました。
各フォーラム終了後には日中の登壇者および関係者と懇親会を持ち、今回も友好関係を確認しました。
最後に、GDIPSの李家駒常務理事、JIPAの山口博明常務理事が挨拶を行い、フォーラムを閉幕しました。
各フォーラム終了後には日中の登壇者および関係者と懇親会を持ち、今回も友好関係を確認しました。
- 東京フォーラム全体写真
- 東京フォーラムの様子
WGメンバーは、北京でのフォーラム終了後に広州に向かい、在広州日本国総領事館に貴島善子総領事を表敬訪問し、フォーラムの報告をするとともに中国および広東省の経済状況について
意見交換を行いました。それから、広州の中国新興EVメーカー御三家の1つである小鵬汽車(以下、小鵬)、中国製薬大手・広州医薬集団の傘下で漢方薬の製造を行っている広州白雲山医薬(以下、白雲山)
を訪問した後、深圳に移動し、海上コンテナや航空機タラップなどの製造を行っている中国国際海運集装箱集団(以下、中集集団)を訪問し、また電気部品市場などを視察しました。小鵬ではショールーム
を見学しながら意見交換を行い、白雲山では先方の会社紹介の後に広大な薬草園を見学しました。中集集団では先方の会社紹介、知財組織や知財活動の説明の後に予定時間を大きく超えて活発な意見交換を行い、
中国での競争の厳しさや中国企業のグローバリゼーションに向けた取り組みを体感しました。また、東京でのフォーラムに先立ち、中国訪問団を東芝(下川原郁子理事長)、ブリヂストン(荒木充知的財産部門長)、
キヤノン(池田敦副理事長)の各社にご協力いただき、ショールーム見学や意見交換を行い、交流を深めました。
- 小鵬
- 広州白雲山医薬
- 中集集団
日中企業連携の活動は、20周年を迎えることができました。日中の企業同士で過去を振り返り、未来を展望する機会を得たことは、現在および今後の活動を推進するにあたって大きな意義がありました。そして、日中企業連携というプラットフォームがかけがえのない資産であることを改めて認識しました。
なお、今回のフォーラムの内容は、「知財管理」誌および東西部会等で報告する予定です。