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アフリカ広域ワークショップin ジンバブエ ハラレ -WIPOジャパンファンド支援事業-
2015/6/24-26、WIPOジャパンファンドによる途上国支援事業の一環として、WIPOとAfrican Regional Intellectual Property Organization(ARIPO)が主催する「中小企業のための実用新案と意匠の使用についての広域ワークショップ」がジンバブエ ハラレにて開催され、知財協より中澤常務理事(キヤノン)が講師およびパネリストとして参加しました。同ワークショップには、ARIPO加盟国より、10カ国延べ25名の参加が集まりました。
ワークショップでは、中澤常務理事より「日本での実用新案、意匠の活用事例の紹介と知財の事業への貢献」について紹介し、またアフリカ内での知財先進国である南アフリカとケニアの参加者からは、「知財活用事例と大学などの公的機関から民間への技術移転の例」が紹介され、参加者の間でディスカッションを行いました。
上記南アフリカとケニア2カ国を除く他の参加国からは、知財についての知識、予算、人材、教育その他全ての面で不足しており、全加盟国で対策を実行していくことが議論され、WIPO、ARIPOおよびJPOに必要な支援を求めたいとの話がありました。
また26日早朝には招待を受けてARIPOを訪問し、ARIPOが韓国から審査官を迎えてレベルの向上に務めている事、敷地面積を2倍にして能力向上を図っていることなど積極的な投資を行っている旨の説明を受けました。
[Update 2015-07-10 ]