「懲罰的損害賠償制度」の導入に強く反対!

近時、我が国の産業競争力の強化の観点から知財紛争システムの強化の議論がなされている。当協会としては、我が国産業の国際競争力において知的財産権の価値を如何に実現していくかということは根幹をなす課題であると考えており、産業の実情にあった知財紛争処理システムの在り方の議論を行うことは好ましいことであると考えている。

この議論の過程で一部から特許侵害に対する「懲罰的損害賠償制度」の導入を求める意見が出されている。しかし判例では、この制度が我が国における不法行為に基づく損害賠償制度の基本原則ないし基本理念と相いれないものとされており、また、産業の発達の観点からも現在の我が国の実情にそぐわないものであり、当協会としては同制度の導入に強く反対するものである。