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フィリピン知的財産庁 ブランカ フロー長官との意見交換

2014/8/21特許庁にてフィリピン ブランカ フロー長官との意見交換会を開催し、JIPAからはアジア戦略PJと国際第4委員会より8名が参加しました。
会の冒頭では、ブランカ フロー長官より、昨今のIPOPHL(比知的財産庁)の活動紹介と、2015年に予定されているアセアン経済統合に向け、日本企業への期待について ご挨拶がありました。特にその中では、IPOPHLの反海賊版・模倣品対策への取り組みについて強調され、「政府を挙げて対策を講じており、今年は米スペシャル301条の ウォッチリストからも除外された。」「IPOPHLでは侵害品の捜査権も有する。」「フィリピンはマドリッドプロトコルにも加盟しており、フィリピンへの企業進出に際には、 商標の出願をより活用して欲しい。」旨の説明がありました。

また知財協メンバーからは、11月に予定しているフィリピン調査団について説明するとともに、意匠の公開延期制度の運用、AWGIPCの活動状況などに関し質問を投げかけ、 ブランカ長官および国際協力課Ms. Santosより回答を頂きました。
さらにブランカ長官からは、第三国に対する海賊版・模倣品対策に関するアドバイスや2016年以降のAWGIPCの5カ年計画案について説明がありました。

今年度、知財協では、マニラで開催される知財セミナー、国際第4委員会の調査団、環境技術イベントに関係者を派遣する予定であり、2015年の経済統合に向けて、 フィリピン知財への期待が高まっており、本会は行政のトップから情報を得る、貴重な機会となりました。

[Update 2014-09-01 ]