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2013年度インドミニ代表団、デリー、プネーへ派遣

 JIPAアジア戦略PJでは、2013/10/21-25にかけ、小薗江副理事長を団長とする3名のミニ代表団をインドのデリーとプネーに派遣しました。
 デリーではDIPP(インド産業政策促進局)とFICCI(インド商工会議所)を訪問し、プネーではCII(インド工業連盟)が主催する第7回模倣品海賊版コンファレンスに参加いたしました。

 DIPPでは、JIPAの各委員会で検討がなされた商標、意匠、特許の各制度に対する改善要望書を提出し、商標では遅延審査案件の解消、意匠ではデータベースの拡充、特許では実施報告書の軽減負担についてDIPP局長と議論を行い、局長からは議論した個々の提案に対して「実務に基づいた提案であり、具体的な改善案も一緒に提案してくれたことに感謝し適切に対応する」とのコメントがありました。

 FICCIでは、知財人材教育をテーマとし、JIPAとFICCIの人材育成プログラムをお互いに紹介しました。FICCIのプログラムは、5つのオンラインコース(Webinar)で、外国人の参加も可能となっています。JIPAと協力(日本語への翻訳等)し日本への導入についての議論が行われました。

 CIIのコンファレンスでは、アジア戦略PJで検討している模倣品対策についてのプレゼンテーションを行うとともに、発表後に出席企業の参加者や出席していた学生から質問や挨拶等があり、参加スピーカー中、唯一の国外からの参加者(USPTO等は在インド米大使館等にベース)として、一定の存在感を示すことができたとともに活発な情報交換を行いました。

 アジア戦略PJでは、2013年度は意匠と商標を重点テーマとして掲げており、2014年2月にコルカタ(意匠局)とムンバイ(商標局)を訪問し、審査官と審査プロセスについて意見交換を行うべく、準備を進めております。
 今回の10月と次回の2月の訪問を合わせて、部会発表などで訪印の詳細ご報告する予定です。

[Update 2013-10-25 ]