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ミャンマー高官との意見交換

 2019年10月17日、JIPA東京事務所にてミャンマー高官との意見交換を行いました。ミャンマー側から商業省副大臣のMr. U Aung Htoo、商業省次官補の Mr. Khin Maung、教育省研究革新局副局長の Dr. Moe Moe Thwe、JIPA側から池村常務理事、アジア戦略PJ等から5名、更にはJICAおよびJETROから4名が参加し、以下のような項目を含めて意見交換を行いました。

・模倣品対策について、特に中国との国境&タイとの国境での密輸対策として、2019年2月に副大統領がリーダーとした密輸防止委員会を立ち上げ、国家レベルで模倣品対策を行っており、税関・商業省と連携して国境取り締まりを行っているとの説明がありました。
・新知財法の中で最初に運用開始される予定の商標法について、出願受付当初に大量の出願が集中することに対するシステムダウン等の懸念に対して現在種々の対策検討中とのことで、JIPAからは中途半端な体制で運用するのではなく、焦らず、万全な体制になったときに新商標法の運用を開始してほしい旨を再度要請しました。

 その他項目も含め、限られた時間ではありましたが、参加者からの質疑応答を通じて、ミャンマーにおける今後の知財制度の整備状況の様子を直接聞くことができ、有意義な会合となりました。

[Update 2019-10-31 ]