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情報検索委員会:EPO East Meets West Conference 2014及び67th PDG IMPACT Meetingへ参加

 情報検索委員会では、2014/4/9-17にかけ、井上常務理事(シスメックス)を団長とする3名の代表団を、オーストリア ウィーンで開催されたEPO East Meets West Conference 2014及び67th PDG IMPACT Meeting に派遣しました。
 本会議への派遣は、EPOのユーザー団体であるPatent Documentation Group(PDG)との交流をきっかけとし、日本企業にとってメリットのある特許情報環境の充実を図るために、下記プレゼンテーションと会談を通じてCPC特許分類体系に日本のFI、Fターム分類の組み込みについて要望すると共に、欧州ユーザー団体との交流、情報交換を進めました。

1. PDG IMPACT Meeting でのプレゼン
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 EPO,PDGに加え、日本からJPOの出席者がある中、JIPA情報検索委員会での成果を元にCPCが細分化されている領域、FIが細分化された領域の比較例を示し、CPCにFI分類体系を考慮してもらうようEPOとJPOに対して要望しました。またFタームについても既にCPCにその概念が取り入れられている例を示し、さらなる取り込みを要望しました。
 発表内容に対して、PDGメンバーより「CPCとFI/Fタームを俯瞰した分析結果も知りたい」等の活発な質疑が行われ、議長のDr. Peter Kallas (BASF)よりJIPAの要望事項をPDGで議論して頂くことを約束いただき、今後PDGと更なる議論を継続することになりました。

2.EPOのCPC分類担当者との会談
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 EPOのCPC分類担当責任者Pierre Held氏、Nelson Das Neves氏と会談を行いました。併せて、JPOの太田氏、赤穂氏、JETROの田名部氏も同席し日本産業界のCPCに対する期待を述べました。CPCにFI/Fターム分類体系を反映することを前向きに検討する旨回答を得、EPOとJPOで行われている特許分類改訂に関する議論において更なる協力体制を推進することを確認しました。 PDG IMPACT MeetingにおけるJIPAの発表を仲介として、EPOとJPOの協力を推進することができたことは大きな成果がありました。

 今回の活動を通して日本と欧州のユーザー団体であるJIPAとPDGが協調して各国特許庁へ効果的に働きかけていくことができ、グローバルな特許情報検索環境の整備に資するとことが立証できました。今後も定期的に情報交換を行い、連携を継続していきます。

[Update 2014-05-12 ]