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第13回JIPA知財シンポジウム 開催報告
2014/2/24、東京国際フォーラムにて、「羽ばたく日本!経済連携下における知財のあり方」と題して、第13回JIPA知財シンポジウムを開催しました。本年は約900名の企業および官学の知財関係者を集め、午前に基調講演、午後に2つのパネルディスカッションを行いました。
来賓挨拶の部では、ガリWIPO事務局長にご来場頂き、環境技術をはじめとするJIPAの世界への貢献に関して言及頂くとともに、羽藤JPO長官より祝辞を頂きました。
また基調講演では、EPOよりバティスティリ長官をお招きし、「経済連携における知的財産の役割」について、特に欧州統一特許、統一特許裁判所について、設立背景、経緯、そして今後の期待について説明頂きました。
またパネルディスカッションIでは、高倉先生のコーディネートの下、JIPA経済連携タスクフォースの菊地氏(サッポロビール)より、現在の日本と他国の経済連携協定の現状を確認した上で、企業から見た関心点を表明し、その後交渉のご経験より小山弁護士(元交渉官)、途上国の視点から永田先生(九州大学)、知財/イノベーションの視点から渡部先生(東京大学)よりそれぞれご経験、事例を紹介頂き、「現状と展望」について議論を深めました。
またパネルディスカッションIIでは、三原氏(帝人)のコーディネートの下、今後、経済連携が進んでいく中で中長期の将来を想定して、トヨタ自動車の近藤氏、ソニーの守屋氏、ブリヂストンの峯木氏、アステラス製薬の森田氏より、各社の期待と、現在までの海外事業で遭遇した課題とその解決事例を紹介頂きました。
またポスターセッションでは、専門委員会への委員派遣を検討している企業や委員OBとの交流場としてにぎやかな場となりました。恒例のベストポスター賞では、1位ライセンス委員会、2位マネージメント委員会、3位特許第2委員会となり、会長賞には、特別出展の中小数知財会員フォローアップ研究会が選ばれました。
なお、本シンポジウムの議論の様子は、追って別冊資料として発行予定です。
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[Update 2014-02-27 ]