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ブラジル産業財産庁(INPI)特許部長等との意見交換会を開催
2019/1/17、ブラジル産業財産庁(INPI)より、リエナ・エリザベス・カウデイラ・ラージュ特許部長、ジエゴ・ムスコッフィ協働審査グループ長他がJETRO関係者とともに来日され、JIPAの加藤 常務理事、白水 国際第1副委員長、菱川 副委員長他との間で意見交換会を開催しました。
まずJIPA側より、協会概要やこれまでのINPIとの交流状況について紹介した後、INPIに事前送付していた質問事項を中心にフリーディスカッションを行いました。ディスカッションでは、ブラジルにおける今回の政権交代およびINPI長官交代に伴うINPIとしての具体的な変化はまだ見られないこと、審査滞貨解消に向けた施策として一昨年に公表され、JIPAからも意見を提出した無審査登録制度の導入見込みについても現時点では不明であること、またもし無審査登録制度が導入されたとしても、出願人としては通常の審査を求める例外手続を選択することが追加手数料無で可能となる予定であること等を確認しました。
更にINPI側からはブラジル特許取得に関する実務的なアドバイスとして、特許の審査は審査請求日順ではなくて出願日(PCT出願の場合は国際出願日)順であり、同国法では審査請求後は補正可能な範囲が制限されることから、審査請求期限までの36月の期間(PCT出願の場合は国内移行後6月)を補正内容含め検討のため有効に使うべきとの情報も得ることができました。その他、特許審査ハイウェイ(PPH)他の話題についても、INPI側から詳細な説明を受けるとともに、委員会からの参加メンバ―との間で活発な意見交換を行うことができました。
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[Update 2019-01-23 ]