「知財管理」誌
Vol.68 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 68巻(2018年) / 7号 / 893頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | グローバル知財マネジメントに関する研究─現地知財人材マネジメントを中心に─ |
著者 | マネジメント第1委員会第1 小委員会 |
抄録 | 海外現地法人に開発拠点を設けると、現地で知財が創生される。日本企業は、当初日本からの出張等で対応していたが、現地創生知財の増加により、知財活動の現地化を指向している企業も少なくない。そこで課題となるのが、現地知財人材のマネジメントである。現地に知財組織・リエゾンを置いて日本本社と連携して活動を進めるには、日本から現地に人材を派遣するか、現地でスキルのある人材を採用するか、現地人材を育成するかなど、選択肢や考慮すべきことが多い。また、本社の意向に沿った知財施策を現地で実施するには、現地の知財組織・人材が施策の背景や目的をどう理由付け、現地事業部・開発部門にどう働きかけを行うかが重要となる。本テーマでは、本社が現地に求める役割を考慮した現地化対応のプロセスと態様について分類を行い、その分類に応じた現地知財人材とのコミュニケーション手法や動機付けの方法について提言を行う。 |