「知財管理」誌
Vol.68 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 68巻(2018年) / 4号 / 415頁 |
論文区分 | 特集(知財のターニングポイント) |
論文名 | 知財に関する世界の動きと日本の立ち位置 |
著者 | 高木善幸 |
抄録 | 第4次産業革命や人工知能(AI)の飛躍的な進歩により、イノベーションと知財の関係が活発に発展している中で、知的財産に関する世界の動きと日本の立ち位置について、WIPOの観点から、筆者の見解を述べてみたい。知的財産施策や戦略に影響を与えると考えられる世界経済や社会における8つの変化を特定して略説する。これらが、知財のターニングポイントといえるほどのインパクトを知財制度や戦略に与えそうかを考察して、法律・実務・技術的観点から、4つのインパクトを指摘し、その影響と考えられる対応について議論する。日本の立ち位置は、イノベーション指標と知財統計から、最近の傾向を分析する。日本の位置取りが世界のどこにあり、どの方向に動けば、世界の潮流に乗れるかを考える。今後の知財のグローバルなトレンドについても予測して、4つの動向について考え、今後の知財戦略のありかたを考察するための材料を提供する。 |