「知財管理」誌
Vol.68 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 68巻(2018年) / 12号 / 1681頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | EPO審査をリファレンスとした,JPO審査品質の更なる向上の可能性の研究 |
著者 | 特許第1 委員会第5 小委員会 |
抄録 | 日本国特許庁は「世界最速・最高品質の特許審査」の実現を掲げ、審査の迅速化の促進とともに質の向上に向けた取組を継続的に行っている。しかし、一方で、欧州特許庁など他国の審査と比較したとき、両庁の審査結果に差異が生じる場合が存在することもまた知られている。 本稿では、日本国特許庁と欧州特許庁の双方に出願された特許出願であって、両庁の審査結果、とりわけ新規性欠如に係る判断に差異があった事例を抽出し、その原因分析を行うことにより審査の質についての検討を行い、ひいては安定した特許権の成立に繋げるべく、日本国特許庁及び出願人に対する提言をまとめた。 |