「知財管理」誌
Vol.68 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 68巻(2018年) / 10号 / 1381頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 面接審査の有効な活用方法の検討 |
著者 | 特許第1 委員会第4 小委員会 |
抄録 | 特許庁は、平成29年7月31日に開所されたINPIT近畿統括本部などでの出張面接審査やテレビ面接審査の推進など、面接審査の拡充を進めている。しかし、近年の面接審査の実施率は1〜2%(年間約4,000件)で推移しており、必ずしも利用が進んでいるとはいえない。また、面接審査後に包袋に入れられる面接記録からは、面接審査の実施状況や議論の内容が詳細に把握できない案件も少なくなく、面接審査の実態が広く知られているとは言い難いのが実情である。そこで、当小委員会は、面接審査に関する統計データをまとめつつ、面接審査の事例検証や会員アンケートの結果分析を行い、面接審査のメリットや面接審査の有効な活用方法の整理・検討を行った。本稿は、その検討結果を報告し、ユーザーに面接審査の有効な活用方法を提案するものである。 |