「知財管理」誌
Vol.61 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 61巻(2011年) / 8号 / 1165頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 欧州特許庁におけるコンピュータ・ソフトウエア関連発明の取り扱い |
著者 | 国際第2委員会第1小委員会 |
抄録 | 2010年5月12日、EPO拡大審判部は、コンピュータ・ソフトウエア関連発明の特許適格性については、審決間に相違がないとした。これにより、特許適格性の問題については収束していくことが予想されるが、特許適格性を判断する上で問題となった技術的性質の有無は、進歩性判断においても重要な論点となってくる。そこで本稿では、先行技術との相違点を考慮する進歩性判断において、相違点が技術的性質を有するかどうかで争われた審決を紹介するとともに、技術的性質の有無の判断基準について考察を試みた。 |