「知財管理」誌
Vol.61 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 61巻(2011年) / 3号 / 267頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | オープンイノベーションと知的財産契約 |
著者 | 石田 正泰 |
抄録 | 昨今の経済・産業、文化の現状は、イノベーション(Innovation技術革新・創新)につい ては、いわゆる、オープンイノベーション(Open Innovation)が強く期待されている。オープンイ ノベーション下においては、知的財産の活用について、共同研究開発契約、クロスライセンス契約を 含むライセンス契約等の知的財産契約を考慮することが重視される。特に、戦略的知的財産契約が重 要である。 イノベーションの効率化のために選択的、補完的にオープンイノベーションに対応する必要性が顕 著となった昨今、知的財産の重要性、特に戦略的知的財産契約の重要性が明確に認識されることとな った。このことは、知的財産を重視する経営、即ち知的財産経営において大変貴重なことである。 そこで、本稿においては、オープンイノベーション対応における戦略的知的財産契約の考え方を概 説するものである。 |