「知財管理」誌
Vol.61 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 61巻(2011年) / 10号 / 1471頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 進歩性が争われた判例の研究−発明の認定誤りを中心として− |
著者 | 特許第1委員会第3小委員会 |
抄録 | 本稿は、平成21年1月から平成22年3月に、進歩性に関連して知財高裁から出された判決で、特許庁における判断を誤りとして取り消した事例のうち、発明の認定誤りを中心に、その類型化を試み、検討した結果を報告するものである。 発明の認定誤りの類型としては、図面に基づく認定誤り、文言対比に基づく認定誤り及びおいて書きの軽視による認定誤りを認めた。これら類型別に、事例となる判例を紹介するとともに、認定誤りを引き起こす要因を考察した結果や、出願人の立場からみた対応策・留意点について述べる。 |