「知財管理」誌
Vol.59 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 59巻(2009年) / 9号 / 1085頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | タグラインと商標戦略 |
著者 | 飯島紳行、藤森裕司、木村純平 |
抄録 | 近年、企業の商標採択の場において数多く採用されているタグライン(tag line)は、従来から使用されているキャッチフレーズ、スローガン等と同義語として理解されているとはいえ、それとは違った把握をする必要があるのではないだろうか。特にコーポレートブランドと共に使用されているタグラインは、従来型のキャッチフレーズ等とは異なり、企業理念そのものが積極的に表現され、他社企業との差別化をより鮮明に打ち出しているように思われる。そこで、実際に各企業が採択使用しているタグラインを出来る限りピックアップし、体系的に類型化すると共に、タグラインの概念を出来る限り明確にし、実務上の観点からタグラインの機能あるいは性格、タグラインの識別性の問題や類否の問題等についてアプローチを試みた。 |