「知財管理」誌
Vol.59 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 59巻(2009年) / 8号 / 1023頁 |
論文区分 | 判例と実務シリーズ(No.368) |
論文名 | No.368 自他商品識別力の弱い標章を含むパッケージデザインの保護―「黒烏龍茶」事件― |
著者 | 柿内瑞絵 |
抄録 | 本件は、「黒烏龍茶」との名称のペットボトル飲料を販売している原告が、被告らに対し、 これに類似する「黒烏龍茶」および「黒濃烏龍茶」との名称を使用した烏龍茶ティーバッグ商品を販 売したとして不正競争防止法に基づく主張等を行い、計約600万円の損害賠償が認められた事案であ る。本稿において、まずは本件を概観し、その上で識別力の弱い商標をどう保護していくかについて 述べてみようと思う。 |