「知財管理」誌
Vol.59 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 59巻(2009年) / 7号 / 879頁 |
論文区分 | 資料 |
論文名 | 特許訴訟における法廷地の選択――トラフィック・レポート―― |
著者 | ロデリックR. マッケルビー、阿部隆徳(訳) |
抄録 | 本稿は、元デラウェア連邦地裁判事のMcKelvie米国弁護士1)による、米国特許侵害訴訟 の各管轄地の特徴を豊富なデータをもとに分析・解説した実務的・実践的な論稿である。原題は、 Forum Selection in Patent Litigation:A Traffic Reportで、原文は、Intellectual Property & Technology Law Journal, Volume 19, Number 8, August 2007に掲載された。翻訳者は、本稿及び本 データは、読者の皆様が米国において、原告・被告いずれの立場に置かれたとしても有用であると確 信することから、著者の特別の許可を得て紹介するものである(1〜4章)。そして、本稿の掲載に あたり、日本の読者への追加情報(5章)と共に、2007・2008年度のデータ(表8)も追加して頂い た。なお、6章及び本文中の[ ]書きは翻訳者による補足であり、注記には翻訳者によるものも含 めて記載している。 原告が特許侵害訴訟を提起する裁判管轄区を分析した結果、東テキサス地区が特許訴訟の管轄の選 択肢となったことがわかった。また、特許侵害訴訟がわずかな裁判管轄区に集中する傾向は継続し、 増大している。トップ10の裁判管轄区は、しばらくの間その地位を維持し続けるであろう。 |