「知財管理」誌
Vol.59 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 59巻(2009年) / 7号 / 807頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | Quanta最高裁判決に見る米国における特許権の消尽について |
著者 | 国際第1 委員会 |
抄録 | 米国では、特許権者から正当に特許品の一部を購入した場合、「特許権の消尽」を適用せず、「黙示のライセンス」が認められる場合が多かった1)。しかし、2008年6月に米国最高裁は、特許品の一部であっても、また、方法クレームに係る特許権であっても、特許品の一部が特許権の本質的特徴を具備している場合、特許権が消尽すると判断した。本稿では、本最高裁判決での3つの争点について、これまでの判例と比較しながら、米国での特許権の消尽について考察する。 |