「知財管理」誌
Vol.59 記事詳細
掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 59巻(2009年) / 11号 / 1467頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 特許事務所活用の現状とこれから―戦略的パートナーシップ構築のために― |
著者 | 知的財産マネジメント第2委員会第3小委員会 |
抄録 | 企業経営における知的財産の重要性が高まっている中、企業は、特許事務所に対して、手 続きの代理人としてだけでなく、知財戦略を担うパートナーとしての役割も期待している。しかし、 現実は多くの企業が従来どおりの利用に留まり、有効に活用できているとはいえない状況である。 当小委員会では、企業による特許事務所の活用実態と特許事務所の現状について把握するために、 アンケート調査およびヒアリングを実施した。そして、今後企業が期待するサービスと特許事務所が 描く将来像について分析し、企業と特許事務所では、事務所の役割、コスト、評価とそのフィードバ ックなどに対する認識にギャップがあることを見出した。企業が効率よく自らの知財戦略を実行する ためには、これらのギャップを克服して、企業と事務所が戦略的パートナーシップを構築することが 必要である。そのための両者の連携のあり方につき提言を行う。 |