「知財管理」誌

Vol.47 記事詳細

掲載巻(発行年) / 号 / 頁 47巻(1997年) / 5号 / 681頁
論文区分 資料
論文名 外国弁理士に対する米国の「弁護士・依頼者間の秘匿特権」
著者 ジャックE.ハーケン、リチャードA.ワイス、ジャーチャンキパース、太平洋知的財産協会(PIPA)第一委員会(
抄録 弁護士(patent agents)が関与するコミュニケーションについて、「弁護士・依頼者間の秘匿特権(attorney-client privilege)」を、米国裁判所がどのように取扱っているかを検討する。外国の当事者が関与するか否かを問わず、米国内での行動に関するすべてのコミュニケーションには、米国の規則が適用される。コミュニケーションの題目が、米国と「かかわり合い(touch base)」がない場合には、その問題に対して一般的に特許上のその行動に関連する当該国の法律が準拠法となる。最近の米国の(連邦)裁判所の一連の判決では、日本法を厳密に解釈し、日本の弁理士とその依頼者との間のコミュニケーションに対しては、「弁護士・依頼者間の秘匿特権」を認めていない。
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