「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 74巻(2024年) / 12号 / 1562頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 「生成AI」を切り口に分析する著作権法上の重要論点(その2)(完) |
著者 | 著作権委員会 |
抄録 | AI技術(深層学習、ニューラルネットワーク及びトランスフォーマー技術)の進化並びにプラットフォームの普及及びコストの低下も相まって、近年、生成AIは急速に普及し、それに対するクリエーターの懸念の増大を受け、AIと著作権に関して様々な問題提起がなされ、政府においても検討が進められている。生成AIと著作権に関する論点の中には、これまでも存在した論点が、生成AIの台頭により顕在化したものが複数含まれている。本稿では、そのような論点のうち、特に重要性の高い2つの論点をピックアップし、論点の内容を概観するとともに、その論点を生成AIを切り口に分析するとどのようになるかを考察したものである。本稿(その2)はその後編として、「サービス提供者の責任(行為主体論)」について考察する。 |