「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 74巻(2024年) / 10号 / 1240頁 |
論文区分 | 特集(DE&Iと技術革新のシナジー −知財が担う役割−) |
論文名 | 技術革新による多様性の拡大と課題 |
著者 | 坂本真樹 |
抄録 | 1960年代からインターネットは情報共有を目的として発展を遂げ、1990年代には検索エンジンの登場によりWeb上の情報が一般に広く利用可能となった。モバイルデバイス、クラウドコンピューティングの普及が進むと、インターネットの利用可能性はさらに拡大した。これにより、誰でも容易に情報にアクセスできるようになり、データの民主化が起きた。特にソーシャルメディアの登場はコミュニケーション方法を根本から変化させ、交友範囲の拡大を促す一方で、虚偽情報の問題も引き起こした。インターネットがAI技術の進化に大きく貢献し、現在AIは社会変革の鍵を握る存在となっている。このような技術革新が多様性を生み出し、新たな課題を提示している中で、今後はこれらの課題解決の可能性を追求しながら、技術の可能性を最大限に活用することが求められている。本稿では、筆者自身の活動を紹介しながら、ユーザや選択肢が多様化する中で、分析系AIがますます重要になる可能性についても触れる。 |