「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 73巻(2023年) / 12号 / 1464頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 中国の用途に関する発明 |
著者 | 丁文蘊/王未東 |
抄録 | いわゆる用途発明のうち、特に医薬の用途発明については、制度面において中国と外国との差が大きく、かつ、登録要件の判断において、特に投薬対象、投薬方式、経路、用量、時間間隔などの使用と関連する特徴が製薬過程に対して限定作用を有するか否かについて、中国の審査および司法の判断において、議論が存在している。また、用途限定した製品の発明には、化学・医薬の分野以外の発明も含まれ、用途特徴が新規性・進歩性に影響を与えるのか否かについて議論が絶えない。本稿では、用途に関する発明に対する基本状況について簡潔に紹介するとともに、関連の規定および案例を組み合わせて、用途に関する発明の各種登録要件における判断について説明し、また、主要国の用途発明の関連規定に基づいて用途に関する国際的な出願の戦略についても説明する。 |