「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 74巻(2024年) / 3号 / 331頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | イノベーション創出と促進を図る知財活動の研究 |
著者 | マネジメント第2委員会 第3小委員会 |
抄録 | 世の中のニーズやサービスの移り変わりが早くなり、企業もそれに対応して変革が求められている。自己変革する上でイノベーションの創出が不可欠であり、組織としてイノベーションを効率的に促進するマネジメントシステムとして、イノベーション・マネジメントシステム(ISO56000シリーズ)が提案されている。一方、「知の探索」と、既存の事業領域を深掘りする「知の深化」の両者をバランスよく行う「両利きの経営」が注目されている。そこで、知財活動によりイノベーション創出を促進させ企業の変革を後押しできるのではないかと考え、研究を行った。 その結果、イノベーションフェーズは絶え間なく変化し、どのフェーズにあるかを意識することが付加価値の高い知財活動を推進する上で必要であり、また、知的財産部が有する多様なナレッジとコネクションを最大限活用して、埋もれさせてはいけないイノベーションに対する「還流」の活動を意識的に行うことで更なる貢献が期待される。 |