「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 73巻(2023年) / 3号 / 350頁 |
論文区分 | 論説 |
論文名 | 自社技術のブランド力を高める知財戦略の研究 |
著者 | マネジメント第1委員会 第2 小委員会 |
抄録 | 「技術ブランディング」とは、製品やサービスの技術価値を可視化し、分かりやすく伝える事で、その技術価値を高めていく(ブランド化する)アプローチ全体を指す。技術ブランディングを行うことによって、市場での競争力を高め、また、他社と共創ビジネスを展開する際に優位に立つことが可能である。しかし、「他社と差別化できる技術がない」、「自社の強みとなる技術が分からない」、「技術力はあるのにそれを魅力的に示す方法が分からない」といった課題を抱える企業も多いのではないだろうか。一方で、知財部門は特許出願等を通し、自社内外の技術と関与することも多いので、技術ブランディングの構築に主体的に関わることも可能である。そこで本研究では、自社においてブランド化すべき技術をどのように見出だすか、を考察するとともに、自社技術のブランディングと知財戦略とをどう結び付け、競争力を高めていくか、について提言を行う。 |