「知財管理」誌
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掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 73巻(2023年) / 8号 / 1002頁 |
論文区分 | 海外注目判決(No. 83) |
論文名 | (No. 83) [米国]エキスパートレポートの一部に 削除命令が出され略式判決で非侵害が確定した事例 |
著者 | 南野光一郎 |
抄録 | 米国特許侵害訴訟におけるエキスパートレポートの役割や重要性について、Treehouse Avatar LLC v. Valve Corporation(Treehouse訴訟)を参照して解説する。Treehouse訴訟自体は、原告のエキスパートレポートの記載の一部に削除命令が出されたことで、特許侵害の主張に決定的な問題が生じ、結果として略式判決で被告の非侵害が確定したという比較的シンプルな内容であり、連邦巡回区控訴裁判所(CAFC)も連邦地裁の判断を支持した。本稿では、米国訴訟における種々の制度や手続き、そして、その意味について解説を加えることで、reehouse訴訟の本質を深掘りする。 |