「知財管理」誌
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| 掲載巻(発行年) / 号 / 頁 | 74巻(2024年) / 10号 / 1316頁 |
| 論文区分 | 特集(DE&Iと技術革新のシナジー −知財が担う役割−) |
| 論文名 | 住友化学におけるダイバーシティ， エクイティ＆インクルージョン─真っ白なキャンバス─ |
| 著者 | 福田加奈子 |
| 抄録 | 住友化学は、ダイバーシティ、エクイティ＆インクルージョン（以下DE&I）を経営として取り組む将来の価値創造に向けた重要課題の一つとして位置付けています。なぜ化学会社でDE&Iを推進するのか、なぜDE&Iは、企業の競争力の源泉となるのか。2010年の「ダイバーシティ推進事務局」の設置に遡り、環境整備を中心とする両立支援から、女性の意識改革を中心とする女性活躍推進を経て、真のDE&I実現に向けた管理層の意識改革、職場風土の醸成へと取り組みを進めてきました。本稿では、住友化学グループのDE&Iの取り組みについて紹介するとともに、住友化学の研究所、東京事業部・コーポレート部門、ベルギー駐在という、筆者の入社以来36年にわたる経験からリアリティ（現実）としてのDE&Iを一例として紹介したいと思います。ロールモデルがいなかったことで、「誰かのマネではなく、人と違っている事が自分の価値」であり「新しい風」としての挑戦ができたと思っ 、ています。読者の皆様にも、自分とは違う考えやアイデアをもった人たちと協働することで新たな価値が生まれるのだ、ということを感じていただければ幸いです。 |
